新聞の書評等で話題にならなかったが、直木賞受賞後、東野圭吾さんが、どんな作品を発表したのか気になって読んでみた。
<ストーリー>仕事が終わった前原昭夫に、妻・八重子から「とにかく帰ってきて。」と電話が。
詳しい説明を求める昭夫に、八重子は、泣き崩れるばかり・・・。
家に帰った昭夫に、八重子は、息子・直巳が女の子を殺してしまったという。
昭夫の家には、他に認知症の母・政恵のみ。
「警察に届けよう。」という昭夫に対して、子供に甘い八重子は、頑として言う事を聞かず、昭夫も次第に八重子の意見に同調してしまう。
その時、昭夫の頭にチラッとある悪魔的考えが・・・。
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